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18.10.20 カテゴリー:00介護タクシーおおきなお世話,ピアサポーター妻タカヤマ

ジャズの流れるスィートな空間に付添! 2018.10.20 おせっかいタカヤマ看護師

病院のワーカーからご依頼。
「寝たきり状態で長期入院されている患者さん。看護師付添でストレッチャーのまま数時間ご自宅に帰宅させてあげたい。」

入院中のご本人との面接後、ご自宅を訪問。事前に奥様と打ち合わせ。奥様から聞く旦那様。
「彼は音楽が好き。いつも聴いていたこの座敷で音楽を聴かせてあげたい!」
ご自宅は歴史を感じる立派な日本家屋。土間から座敷までの段差。ストレッチャーを担架代わりに搬入するしか方法がない。
しかしながら奥様の想いをなんとか叶えたい!空のストレッチャーでシミュレーションを行い、同席される息子さんにもご協力を依頼。

当日。病院から奥様の同乗を頂き、旦那様の一時帰宅。
中庭の石畳、ストレッチャーに休まれる旦那様を揺らさないように慎重に土間まで移動。
東京から帰省された息子さんのご協力を頂き、土間から座敷までストレッチャーを持上げ。
畳の上までストレッチャーが上がった時、奥様から「できたねー!」とのお褒めの言葉。

旦那様の帰宅は4年ぶりとのこと。無理だと思っていた願いが叶ったと奥様からお聞きする。
奥様はレコード盤に針を落とし、座敷はジャズの音楽で満たされる。
旦那様のお誕生日のプレゼントとして奥様が描かれたジャズピアニストの絵画をご夫婦で鑑賞。
時々息子さんがお二人の写真を撮影。
幸い、旦那様の容体は落ち着いていたので看護師として付添うおせっかいタカヤマ妻は、遠巻きに、ご家族の空間を見守る。

 

すると、初めて聞く旦那様の「おっ、おっ」というお声。苦しんでおられるのではとを思いきや、笑顔で奥様の言葉に答えておられる。
奥様からも「こんなことはいままでなかった」との言葉。奥様と感激を共有することが出来た。
ご家族のサプライズが旦那様の最大のリハビリになったのだと確信。

お家で最後に流れた音楽は「ウエストサイドストーリー」。出発前に痰の吸引をさせていただく。
「ウエストサイドの音楽を聴きながら吸引して貰えるのははあなたくらいだわ。」との息子さんの笑顔。
こうして穏やかな楽しいひと時はあっという間に過ぎていく。

最後に息子さんから「また調子がいい時があったらお願いしたいです。」との言葉をいただく。
看護師として、介護タクシー事業者として、素敵なサプライズのお世話ができた幸せを味わえたお仕事だった。