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15.12.03 カテゴリー:12千葉県

おおきなお世話旅 千葉 2015.12.03 南総里見八犬伝

★八犬伝博物館(館山城)
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本日は朝からしっかり雨降りです。
雨でも楽しめる場所として、
里見八犬伝博物館となっている
館山市城山湖園内の館山城に訪れました。
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館内には、八犬伝にかかわる
様々な資料が展示されていました。
中でも、NHKが昭和48年4月か昭和50年3月まで
毎日放送されていた、「辻村ジュサブロー」さんの
人形劇「新八犬伝」の映像に感動です。
懐かしく嬉しい気持ちにあふれました。
坂本九さんの語りに、しばし、魅せられました。
館内の資料によると、架空の冒険小説の八犬伝には
そのゆかりの地がいくつかあるとのこと。
「これは行かねばならない」
★JR岩井駅(富山町)
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物語のヒロインであり、八犬士の母である
「伏姫(ふせひめ)」と愛犬「八房(やつふさ)」の
ブロンズ像がある駅です。
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この駅からは、好天であれば、
「伏姫」と「八房」が隠れ住んだ
「富山」が見えるのですが、今日はだめでした。
★伏姫籠穴(ろうけつ)
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岩井駅から車で20分。
曲亭馬琴の空想冒険小説であるはずの
「南総里見八犬伝」なのに、
「伏姫」が「八房」と共に過ごした籠穴(洞窟)が
どうして存在するのかはさておいて
やってきました。
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数台の駐車場に相棒をおいて、階段を上ります。
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登りつめたところには、「伏姫舞台」なる
八角形の踊場が作られ、
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それぞれの柱に、八犬士の名前と、
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「仁義礼智忠信考悌」文字が刻まれています。
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その上にある籠穴(ろうけつ)の内部には、
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姫と八犬士の心を示す白玉と、
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奥には仁義礼智忠信考悌の
八つの珠が祀られていました。
★養老寺
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役行者(えんのぎょうじゃ)を祀る寺。
三歳まで声を発しなかった伏姫を
心配した父「里見義実(よしざね)」は
この寺に姫の発声を祈願します。
お礼参りの帰り道、伏姫生涯の護身として、
役行者から「仁義礼智忠信考悌」の
8文字が彫られた数珠を授かります。
のちに、八犬士が所持する珠です。
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この養老寺には、その役行者が籠られていた窟屋に
役行者の石像が祀られているそうです。